コラム02:はるか図鑑

今年も早いことでもう半分が終わろうとしています。早いなぁと思いつつも充実した2014年上期でした。中身が濃すぎて年明けあたりの出来事がとても昔のように感じます。。。撮影会モデルとして去年から活動を始めて1年が経過し、そろそろ更に半年が経とうとしています。今年に入ってからは、撮影会だけではなく、写真集や写真展などのお手伝いをさせてもらう機会が多くそのおかげで色んな方と出会えることができました。

 

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写真という特殊な世界の中で活動している人たちって、やっぱり面白い方が多いんですよね。やはりそれなりの信念がないと続けられないし、自分の世界を確立することができないじゃないですか。人それぞれ写真を撮る理由も違うし、撮りたいものも違うし、取るためのアプローチの仕方も違う。だから、面白いんですよね。

 

そんな出会いのおかげで、今まで私の前提にあった信念が変わってきています。変わってきた?変わっている?変わった?まだよくわかりません。いろいろな感性の方と触れて自分の信念が揺れている時期がありました。Twitterとかで少しだけスランプだと漏らしたことがありましたが、そのときがそれでした。

 

02

 

リアルな写真を残したいのは変わっていませんが、それを残すための自分のアプローチの仕方は今のままでいいんだろうか、と疑問を抱くようになったんですよね。1月のコラムでは、撮影時に意識していたことについて撮影してくれてる人に慣れること、そして信頼すること、と書いています。今でもそれは変わらないですけど、そこから先の「どう表現するか」が変わってきました。

 

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今までは、生きてる表情を出すためにカメラの先に思い出をみたり、いろいろな妄想をしたりして嘘じゃない表情を出すことを意識していたんです。楽しいこと考えたり、昔あった面白いこと思い出したら自然と笑顔になりますよね。好きな人のこと思い出して、幸せな気分になったり、切ない気分になったり。そうやってカメラの前に立っていたんです。

 

04

 

きっと、これはこれで間違ってないと今でも思っています。これからもこういう撮られ方はするだろうし。でも、私と同じようにリアルを求めて写真を撮ってる人と会ったときに会話してから、これでいいのかと引っかかるようになったんです。

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